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地球ゴージャス プロデュース公演『ZEROTOPIA』岸谷五朗 × 柚希礼音インタビュー

岸谷五朗さん・寺脇康文さんによる演劇ユニット「地球ゴージャス」。近年では常に10万人を越える観客を動員し続けるなど、日本有数の人気カンパニーとして注目を集めている。最新作「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」は、沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女に持ち受ける運命を描いたエンターテインメント。4月の東京を皮切りに全国を巡回、関西では最後の公演地として大阪で7月に上演される。W主演に挑むのは、元宝塚歌劇団星組トップスターであり、退団後も舞台女優として活躍する柚希礼音(ゆずき れおん)さんと、「T.M.Revolution」としての歌手活動だけでなく、様々な分野で活躍の場を広げる西川貴教さん。本作の脚本・演出を手掛けた岸谷五朗さんと、柚希さんに本作への意気込み、稽古の様子などについて話を聞いた。

 ―本作も岸谷さんが脚本・演出を手掛けられたそうですが、今回のストーリーに至った経緯を教えてください。
【岸谷】簡単にストーリーを説明しますと、豪華客船が沈み、特別な過去を持った主人公たちが無人島へ流れ着きます。実は流れ着いたのではなく、“流れ着かされていた”という大きな陰謀が渦巻く、色彩のない島。登場人物が初めて会う人たちと触れ合っていく中で、その島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、それともディストピア(地獄郷)へ向かうのか…という物語です。地球ゴージャスの作品は、基本的にその時々で、今生きている現代に何を言うべきかというところに立ち返ります。今回もこれという大きなきっかけはなく、言うなれば、前作の「The Love Bugs」が終わってからの期間でいろんなところに電波をはっていたものを一つにまとめたという感じでしょうか。絶賛稽古中で、2018年に発表すべき作品だと実感しています。

 

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それぞれ活躍してきた場所が違う
寺脇はウロウロしているおじさん(笑)

―岸谷さんと寺脇さん以外のメンバーは固定せず、毎回異なるゲストを迎えて公演する地球ゴージャス。本作のW主演として柚希礼音さん、西川貴教さんを起用した理由は?
【岸谷】礼音ちゃん、西川さんをはじめ、新田真剣佑や宮澤佐江、花澤香菜など合計35人のキャストがいるんですけど、それぞれ活躍してきた場所が違う。礼音ちゃんは宝塚の世界、西川さんは音楽の世界でトップになり、そして新田真剣佑はアメリカで芝居をやって、宮澤佐江はアイドル界、花澤香菜は声優として活躍していて、寺脇はなんかウロウロしているおじさんであり(笑)。特別な才能、特別な能力を持った人たちが集まっています。今回はそういったキャスティングをしました。そのメンバーが無人島に集められて、なんてバラエティ豊かな人たちなんだ、という画が僕の中で出来ています。

―柚希さんは地球ゴージャス初参加となりますが。
【柚希】地球ゴージャスの公演を何回か拝見させていただいて、いつか出たいなと思っていたのでとても嬉しかったですし、自分はどういう役どころで出ることができるのかと楽しみにしていました。そして、いざお稽古が始まると、想像を裏切られたというか、さらに違う角度から五朗さんが私に当て書きしてくださっていて、すごく愛を感じました。今までにない経験をたくさんして、五朗さん、寺さん(寺脇)に教えていただきながら、お稽古をしております。そして西川さんとは初共演なのではじめは緊張していたのですが、すごく気さくな方で、一緒に出演させていただける喜びを感じています。

―稽古場の雰囲気はいかがですか?
【柚希】家族のような、すごく温かい雰囲気です。舞台って、毎日一緒にウォーミングアップをして、稽古をして、絆が深まった上で作り上げるものなんだなと改めて感じて、毎日感動することだらけです。あとは、様々な分野で活躍されている方々とご一緒させていただいているので、毎日とても新鮮で楽しいです。

 

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