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映画『ユリゴコロ』5年ぶりの映画主演、女優人生初となる役どころに挑んだ吉高由里子さんにインタビュー

―現場の雰囲気はいかがでしたか?
ものすごく静かに重たいものが動いているような、ズーンズーンズーンという感じ。監督は怒鳴ったり叫んだりする方ではないので、静かな緊張感が走る独特な雰囲気でした。スタッフさんは比較的若い方が多かったんですけど、チーフカメラマンが私と同い年で、その人が1人でカメラを回しているのを見て「負けてられないな」と思いながらやっていましたね。そんな現場で、さっつん(佐津川愛美)はすごくあっけらかんとして、割と切り替えのできる子でした(笑)。死にたいというか、どこか生きていることに後ろめたさを持っている役柄を演じたさっつんと松山さんは、監督から痩せるように言われて食事制限をしていました。私は言われなかったんですけど、「2人が痩せないといけないってことは私もだよね」と無言のプレッシャーを感じてあまり食べないようにしていました(笑)。残暑バテと役柄に引っ張られていたのもあって、そんなに食欲はなかったんですけどね。地方での撮影でホテルから現場の行き来だけで自宅には戻らなかったのでオンオフの切り替えもなく、撮影期間はずっと作品に囚われていた感じがします…(笑)。

yoshitaka5

それぞれの感想を話し合ってほしい
「誰の涙に1番共感できたか」
いろんな方の感想を聞いてみたい

—映画では、原作と異なる脚本で描かれていますよね。
台本に目を通す前から、映画は原作と違う脚本で描かれるというのを聞いていたので、出演が決まった後もあえて思い出さないように読み返しはしませんでした。演じる側からすると原作ものの作品は怖いなっていうのがありますね。原作ファンの方のイメージを壊さないかなっていう不安。その作品を愛する方の中には映画化しないでほしいって思う方もいるだろうし、映画を観て原作を読む方もいるだろうし、どっちにもいい方向に進んだらいいなって思いますね。皆が皆「良かった」って言う作品じゃない方が、面白い作品なのかなって思うので、良い感想、悪い感想どっちも聞いてみたいです。そして、観終わったら、答え合わせじゃないですけど、それぞれの感想を話し合ってほしいなと思います。劇中に出てくる人が皆泣いているので、誰の涙に一番共感できたか、とかいろんな方の感想を聞いてみたいですね。

—“好き”という言葉では表せられない「愛の形」が描かれていますが、吉高さんにはどのように映りましたか?
難しいですよね、2人(美紗子と洋介)の愛は。この歪な愛はどのように進んでいくのか。美しいだけじゃない。どちらかが死ぬまで、どちらかが殺すまで愛しそうな感じですよね。「あなたの優しさには容赦がありませんでした」というセリフがあるけど、どうなんだろう…優しい人がいざ牙を剥いたらものすごく怖いのかもしれない。…とりあえず、自分はこういう苦しい恋愛は嫌だなと思いますね(笑)。でも、作品として観るのは幸せなラブストーリーよりこういう方がなにか惹かれるものがあります。

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