100種の標本や生体展示、最新の調査研究成果から深海の謎に迫る

特別展『〜深海の謎に挑む〜 スマスイ深海研究所』須磨海浜水族園

　現在、神戸市立須磨海浜水族園にて深海に住む生物やこれまでの調査研究成果などを紹介する特別展『〜深海の謎に挑む〜 スマスイ深海研究所』が開催中。10月10日まで。

　地球の70.8%を占める広大な海のうち95%が深海にあたり、その巨大な水圧に阻まれた暗闇の世界には奇妙な生物や特殊な生態系が存在している。ダイオウイカやダイオウグソクムシなど、謎に包まれた深海の生物の生態がパネルで解説されるほか、100種を超える標本や生体が登場。また、海洋研究開発機構JAMSTECをはじめ研究者による最新の調査研究成果の紹介も行われる。さらに、同園本館エントランスホールには体長約17メートルのダイオウイカ模型や、鹿児島県で採集されたダイオウイカ幼体の標本が展示され、ミュージアムショップでは深海関連のグッズも販売される。

　また、8月31日までを第1部、9月3日から10月10日までを第2部とし、2部交替でのイベントも同時開催される。第1部は科学的な実証をもとにした深海の生物の3DCG映像『深海の怪物たち3D』、第2部はオオグソクムシの生体やリュウグウノツカイの冷凍標本に直接触れる『深海生物タッチ』が実施される。

◆関連イベント
サイエンスカフェ「しんかい6500のパイロットが見た驚異の世界」
JAMSTECから潜水調査船「しんかい6500」の元パイロットが来場。パイロットが実際に目にした深海の映像を交えて実際の潜行についてなどを講演する。
日時 9月10日（土）18:00〜20:00
場所 同園本館1階 エントランスホール
料金 中学生以上 1,000円、4歳〜小学生 500円、3歳以下 無料

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