世界唯一のコンクールで入選した、国際色豊かな作品がずらり

西宮市大谷記念美術館『2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』西宮市

　8月17日から9月23日まで、西宮市大谷記念美術館（西宮市）で『2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が開催される。

　毎年春に開催される、世界で唯一の子どものための本の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」の絵本原画コンクールでは、世界各地のイラストレーターが作品を応募するという。キャリアに関係なく参加できる公募展で、審査は編集者やイラストレーター、出版関係者、教育者などが担当。このコンクールでの入選をきっかけに作家としてデビューするアーティストも多いという。

　同展では、今年のコンクールに応募された62カ国2901作品の中から選ばれた、日本人10人を含む27カ国76作家全ての入選作を紹介。特別展示として、昨年「第9回ボローニャSM出版賞」を受賞したクロアチアのヴェンディ・ヴェルニッチの受賞記念絵本「動物園」の原画約20点や、今年のブックフェア会場のパネルやリーフレットのデザインに採用された2018年の入選者、ロシアのマーシャ・チトワの原画8点も展示される。

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