『FIFA女子ワールドカップフランス 2019』なでしこジャパン選出メンバーにINAC神戸から5人

　　5月10日、日本サッカー協会が『FIFA女子ワールドカップフランス 2019』の日本代表“なでしこジャパン”選出メンバー発表記者会見を行った。全23人のメンバーが発表され、神戸を拠点に活動するクラブ「INAC神戸 レオネッサ」からは、キャプテンの中島依美選手（MF）をはじめ、副キャプテンの岩淵真奈選手（FW）、鮫島彩選手（DF）、三宅史織選手（DF）、杉田妃和選手（MF）の5人が選出。同日に発表記者会見をベルクラシック神戸（神戸市中央区）で行った。

　W杯は4年に1度の開催となり、今年の女子大会はフランスで6月7日から7日7日まで繰り広げられる。2011年のドイツでは、日本代表はMVPと得点王に輝いた澤穂希選手を中心としたメンバーの活躍により見事優勝。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ2015年の前大会（カナダ）では優勝こそ逃したものの、準優勝という成績を飾った。

　会見には、選出メンバー5人と同チームの安本卓史社長が登壇。岩渕選手、鮫島選手は3大会連続出場、他3人は初めての選出となる。中島選手は「メンバーに選ばれて素直に嬉しいです。代表選手としての自覚を持ち、チーム一丸となって優勝を目指していきます」とコメント。鮫島選手は「チームが1つでも多く勝ち進むことを最大の目標に頑張りたい。8年前とはチームの中で自分のポジション、立場も変わってきていると思いますが、その中で自分がチームのために出来ることを最大限やっていきたい。今回選ばれなかった選手の分まで戦い抜きたい」と抱負を語った。岩淵選手は「選ばれて素直に嬉しい。（前大会から）4年間やってきて、一緒にやってきた仲間が選ばれていなかったりしますが、そういったメンバーやずっと支えてきてくださった人たちへのいろんな気持ちを結果に繋げられるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います」と述べた。三宅選手は「初めて選ばれてとても嬉しい。選ばれたからには覚悟を持って、今回選ばれなかった皆の分までチームに貢献したい」とコメント。さらに杉田選手は「とても緊張していますが、少しでもチームのために貢献できるように頑張ります」と語った。

　「今大会で目指すもの、目標は」という質問に、中島選手は「もちろん優勝です」と率直に回答。今回、チーム最年長となる鮫島選手も「勝ちにこだわるのは当然ですが、今回はこうして年齢が一番上になって臨む大会なので、全選手が今大会を楽しめるためにできる限りのことをしたい」と力強いコメントを残した。

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