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〈レポート〉初公開作品や神戸限定の展示作品も 兵庫県立美術館『不思議の国のアリス展』神戸展

 兵庫県立美術館(神戸市中央区)で5月26日まで開催されている『不思議の国のアリス展』神戸展。神戸を皮切りに全国を巡回する同展の開幕前日には開会式とメディア向けの内覧会が開催され、華々しいスタートを飾った。

 初版から150年以上が経った今でも幅広い世代から人気を誇る不朽の名作「不思議の国のアリス」。同展では日本初公開となる32点を含む作品を通し、物語の誕生から現在に至るまでの軌跡を紹介し、この物語や「アリス」という存在がなぜ長きにわたり人々を魅了し続けるのかを探り出す。

 第1章「始まりの話 ― アリス誕生」では、ルイス・キャロルというペンネームで物語を書いたチャールズ・ラトウィッジ・ドッドソンや「アリス」のイメージ人形を作った人気風刺漫画家ジョン・デニエルなど、物語の誕生に大きく関わった人物や作品を紹介。会場は序章にふさわしく、物語の1ページ目を連想させるような書斎風の会場デザインに。続く第2章は「アリスの物語 不思議の国への招待」と題し、同作と後に書かれた作品「鏡の国のアリス」に登場する挿絵をモチーフに、現在世界的に活躍する7人のアーティストが描いた絵が多数展示されている。第3章では書籍の世界を飛び出して、映画やアニメーション、舞台にまで広がった「アリス」の作品が一堂に集結。映像や3D作品、さらにレディー・ガガの専属靴デザイナーである舘鼻則孝が“もしアリスに靴をオーダーされたら”という依頼で作った「アリスの青い靴」など、多様な世界観で彩られた空間となっている。

 音声ガイド『「魅惑のワンダーランド」編』でナレーションを務めた声優・平田広明さんも登場。記者会見では「1人で帽子屋や三月ウサギなどを演じ分けることが難しかった。でも気が付けば自分の中にストーリーが入ってきて面白かったし、新しい発見ばかりでしたね。皆さんもぜひこの音声ガイドを聞きながら全ての作品を目を凝らして見て、いろんな想いを馳せてください」と語った。また、神戸会場オフィシャルサポーターを務めるロリータ・ファッションモデルの青木美沙子さんは“大人アリス”をイメージしたというファッションで登場。「ロリータにとって、アリスは永遠の憧れであり皆大好きなキャラクター。本展はフォトブースもたくさんあるし、グッズも全部欲しくなってしまうくらい可愛いものばかり。ファッションを楽しまれている女の子にもぜひ来ていただきたいです」と笑顔を見せた。

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詳細情報

期間
2019年3月16日(土)~5月26日(日)
※月曜、5月7日(火)は休館。ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館
場所
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F
(神戸市中央区脇浜海岸通 1丁目1番1号)
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時間
10:00~17:00
※最終入場は、閉場の30分前まで
料金
〈当日券〉
一般1,400円、高校・大学生1,000円、小・中学生 600円
※販売期間 2019年3月16日(土)~5月26日(日)
問い合わせ
ハローダイヤル
TEL 050-5541-8600(全日8:00~22:00)

Kiss PRESS編集部:永山

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