関西で香住漁港のみで水揚げされる「香住ガニ」を地元飲食店がプライドをかけて開発したメニュー

『香住ガニフェスタ』　美方郡香美町

　美方郡香美町の飲食店10店舗で『香住ガニフェスタ』が行われている。3月31日まで。

　毎年9月に解禁される、香住ガニ（ベニズワイガニ）漁は、香住漁港に所属する漁船にだけベニズワイガニ漁の操業免許が交付されていないため、関西では香住だけでしか「ベニズワイガニ」は水揚げされず、地元では「香住ガニ」と名付けブランド化し認知拡大し、そのブランド力を高めたいと町を挙げて取り組んでいる。水温低く養分豊富な深海で育つため、身が締り、甘みが強いのが特徴で、出港から水揚げまでを概ね15時間以内に終えるなど、漁場が近いという利点を最大限に活かし、素材の質が良いだけでなく、漁業関係者の持ち味を損なわない努力も香住ガニの旨さとなっているという。

　期間中は、「カニ工房まるや」の一杯の香住ガニが乗った”マルヤ丼”や、「Grill Kitchen TEEDA」での脚や甲羅がまるまま入った豪快な”香住ガニのクリームパスタ”、「道の駅あまるべ」ではカニクリームコロッケとカニ身とカニ味噌がサンドされた”香住ガニバーガー”など、各店舖で趣向を凝らした「香住ガニ」メニューを味わえる。

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