ごめんあそばせ、宮廷では両親は不用品よ。

映画『女王陛下のお気に入り』

　孤独な女王とその寵愛を奪い合う2人の女を描いた宮廷絵巻『女王陛下のお気に入り』が2月15日より公開される。本年度のゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞、本年度アカデミー賞では主要部門を含む最多10ノミネートを果たした話題作。

＜ストーリー＞18世紀初頭、宿敵のルイ14世のフランスと交戦中のイングランド。揺れる国家とアン女王（オリヴィア・コールマン）を操っていたのは彼女の幼馴染で女官長を務めるレディ・サラ（レイチェル・ワイズ）。そこにサラの従妹で上流階級から没落したアビゲイル（エマ・ストーン）が召使としてやってくる。アビゲイルはサラに気に入られ侍女に昇格するが、彼女の中に生き残りをかけた野望が芽生えはじめる。夫が総指揮をとる戦争の継続をめぐる争いにサラが没頭しているうちにアビゲイルは少しずつ女王の心を掴んでいくが—。

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