世界のこどもたちへ手づくりのぬいぐるみを贈ろう

神戸ファッション美術館『フェリシモ ハッピートイズプロジェクト』クリスマス展示

　神戸ファッション美術館（神戸市東灘区）で11月23日から『フェリシモ ハッピートイズプロジェクト』のクリスマス展示が始まっている。12月26日まで。

　同プロジェクトは、着られなくなった服、手持ちの布や毛糸でぬいぐるみを作り、世界の子どもたちへ手づくりのぬいぐるみを贈るイベントとして1997年より開催され、今回で21周年を迎える。毎年キャラクター（テーマ）を決めてぬいぐるみを製作する「参加キット」を販売。全国から多くの人がぬいぐるみ作りに参加し、これまで累計約6万体のぬいぐるみが誕生している。

　2018年度のキャラクターは「愛くるしい パンダくん」。完成したぬいぐるみをフェリシモに送るとクリスマスシーズンに各地で展示した後、災害被災地や難民キャンプ、子どもたちに関連する施設などを中心に、ぬいぐるみを必要とする世界中の子どもたちのもとへ支援団体の協力などを得て順次寄贈されるという。

　神戸ファッション美術館では、今年度集まったぬいぐるみの展示をはじめ、フェリシモが所蔵する約10万点の「フェリシモ・クリスマスアーカイブスコレクション」の中からクリスマス資料を同時展示。また、12月23日までは同館で「参加キット」をもとに完成させたぬいぐるみの受付も実施される。

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