神戸唯一の迎賓館「相楽園会館」が『THE SORAKUEN』として12月にリニューアル

　神戸市中央区にある迎賓館「相楽園会館」が、12月中旬に『THE SORAKUEN』としてリニューアルオープンする。

　同館は、1911年（明治44年）に元神戸市長の小寺家の私邸として完成。当初は「蘇鉄園」と呼ばれていた。1941年（昭和16年）に神戸市が譲り受けて一般公開を開始。中国の古書『易経』の一節にある「和悦相楽(わしてよろこびあいたのしむ)」から「相楽園」と名付けられた。園内には欧風建築の旧小寺家厩舎や保存のために移築された船屋形、旧ハッサム住宅などの重要文化財が複数存在。迎賓のための施設として「相楽園会館」が誕生した。その後、2006年に国の登録記念物（名勝地）に登録。約6000坪の敷地に広がる庭園は、神戸市の都市公園で唯一の日本庭園となっている。

　現在、同館は都心にいながら美しい景観を望める施設としてウェディングや宴会、会議などで広く使用されている。今回のリニューアルでは気鋭のデザイナーや北野クラブ ソラ（神戸市中央区）などを手掛けるチームのオペレーションにより、来館者が利用できる幅を拡大。ウェディングや各種パーティー、イベントなどに加え、レストランやカフェとしても気軽に利用できる空間に生まれ変わるという。

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