圧倒的な才能を前にした時、私たちは何を思い、何が変わるのか—

映画『響 -HIBIKI-』

　「マンガ大賞2017」の大賞受賞作品の映画化で、映画初出演にして初主演の平手友梨奈（欅坂46）が主人公を演じる『響 -HIBIKI-』が9月14日より公開される。主人公の圧倒的な才能を軸に、周囲の人々の心の葛藤を描いた人間ドラマが交錯する。

＜ストーリー＞スマートフォン・SNSの普及により出版不況の文学界。そこに現れた一人の天才少女・響（平手友梨奈）。彼女の小説は、15歳ながら圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみ（北川景子）との出会いをきっかけに、一躍世の脚光を浴びる響。しかし、響は世間の常識に囚われ、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができなかった。次第に自分の信じる生き方を決して曲げることなく生きていく彼女の行動が、過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、彼らの価値観をも変え始める。一方、響の執筆した処女作は、日本を代表する文学賞、直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙にまで発展していく。

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