「わたしは、あなたに、なりたいの」そして二人はくちびるを累ねる―

映画『累 -かさね-』

　NHK朝ドラ主演も務めた土屋太鳳と芳根京子がＷ主演を務める『累 -かさね-』が9月7日より公開される。

　既刊13巻で累計230万部を突破した松浦だるまのベストセラーコミック「美醜」を原作に、『ストロベリーナイト』や『キサラギ』を手掛けた佐藤祐市監督が映画化。土屋と芳根が醜い「累」と美しき「ニナ」を1人2役（＝2人1役）で演じ、“美しさ”に翻弄される卑屈で愚かな人間の業、欲望むき出しの禁断の愛憎劇が描かれる。

＜ストーリー＞幼い頃より自分の醜い容姿に劣等感を抱いてきた累（かさね／芳根京子）。今は亡き伝説の女優・淵透世（檀れい）を母に持ち、母親ゆずりの天才的な演技力はあるものの母とは似ても似つかない容姿に周囲からも孤立して生きてきた。そんな彼女に母が唯一遺した1本の口紅。その口紅は、キスした相手の“顔”を奪い取ることができる不思議な力を持っていた。ある日、累は母を知る元舞台演出家・羽生田（浅野忠信）の紹介で圧倒的な美貌を持つ丹沢ニナ（土屋太鳳）と出会う。ニナはその美しい容姿に恵まれながらも、ある秘密を抱え、舞台女優として花開かずにいた。“美貌”と“才能”という、お互いの欲望が一致した2人は、口紅の力を使って顔を入れ替える決断をする—。

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