丹波市に大人のための農業学校『丹波市立 農（みのり）の学校』来春開校

　来年4月、18歳以上を対象に経験の有無に関わらず通うことができる全日制の農業学校『丹波市立 農（みのり）の学校』が丹波市市島町に開校する。現在、一期生募集中。

　校舎周辺には学校専有農地（1.3ha）設ける「農の学校」では、1年間を通じて次世代農業経営、自身に合った農業スタイルを学ぶことができるカリキュラムを提供。内容としては農業の原理原則を学ぶ「栽培実習・実地研修」、ICT技術やデータ分析を駆使し戦略的な経営の実績に取り組む「経営戦略座学」、里山の豊かな資源を生かし地域全体の持続的な経営を考える「地域経営研修」などが予定されている。いずれも実務経験が豊富な農業経営者・農業技術の専門家らが講師を担当し、受け継がれる伝統的な農業と最先端の農業技術を融合させた“古くて新しい農業のあり方”を共に考えていく。1年間の3学期制、週3～5日程度の受講を予定。入学にあたり、丹波市への就農・移住に対するサポート体制（助成金）なども計画中だという。出願には、9月より月に1回実施される現地見学会、または9月以降合計4回東京と大阪で開催される受講説明会の参加が必要（いずれも要申し込み）。

　同校を運営するのは、新規就農を目指す社会人を対象とした週末農業学校「アグリイノベーション大学校」、農業者に向けた経営力向上のための経営塾などを運営してきた株式会社マイファーム（本社 京都府）。市が設置し、民間事業者が運営する「公設民営」の農業学校としては、全国で初めての取り組みだという。

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