全国から集まった約1500株の牡丹が開花

『長谷牡丹園 春季開園』開園　宝塚市

　宝塚市の「長谷（ながたに）牡丹園」が春季オープンしている。開園期間は5月下旬ごろまでを予定。

　約1000年の歴史を重ねる同市の花卉（かき）植木産業の中でも牡丹の歴史は古く、1766年に福島県須賀川に牡丹の苗が送られるなど、全国各地に観賞用や薬用として苗が送られていたという。同園は、全国13地域から集まった“里帰り牡丹”と宝塚の牡丹を併せて紹介する施設として2001年に開園。5000平方メートルの敷地に咲き誇る里帰り牡丹など合計約1500株の牡丹を見ることができる。

　またゴールデンウィーク期間には、長谷産の米を薪で炊くご飯の振る舞いをはじめ、野点（のだて）や餅つきなどのイベントも企画されるほか、牡丹や花、地元野菜の販売も行われる。さらに今年はスロープが新設され車いすやベビーカーでも広く園内を周遊できるようになったという。

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