コンデンサーや電気振子など歴史ある実験教具を展示

兵庫教育大学教材文化資料館『実験！観察！体験！展』　加東市

　兵庫教育大学教材文化資料館（加東市）で現在、『実験！観察！体験！展』が開催されている。入館無料。

　過去100年の間、理科教育は文明開化や富国強兵、大戦、スプートニクショックといった大きな歴史の影響を受け、理念や方向性が大きく揺れ動いてきた。同展では、コンデンサーや電気振子、ライデン瓶、電流・電圧計など大正から昭和の時代に高校で使われた実験教具約10点を展示し、あわせて明治以降の理科教育の歴史を概観する。そのほか錯視やマジックミラーなど遊べる体験コーナーも展開。

　担当者は「今回の展示が、実験観察教材に込められた先人の知恵を振り返り、今後の理科教育の方向性を考える一助となれば幸いです」と語っている。

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