世界の多様性を知る1週間

元町映画館『イスラーム映画祭3』神戸市中央区

　4月28日から5月4日まで、元町映画館（神戸市中央区）で『イスラーム映画祭3』が開催される。

　中東を発祥の地に、アジアからアフリカまで国境、民族、言語を越えて広がるイスラームの世界を、映画を通して知ることができるイベント。神戸では昨年初めて開催され、連日たくさんの来場者で賑わったという。今年は、イスラームの文化が根付く11の国や地域から集めた映画を上映。実話をモチーフにパレスチナの現実を描いた社会派ドラマ『ラヤルの三千夜』 、エジプト社会のデリケートな問題に切り込んだ学園コメディ『エクスキューズ・マイ・フレンチ』、バンドゥン工科大学のサルマンモスクが製作した子ども映画『イクロ クルアーンと星空』 といった日本初公開となる作品を含む12本がラインアップする。

　また、期間中には「アフガニスタンに生きる女性たち」や「終わらぬ民族浄化―ナクバから70年のパレスチナの現在」などをテーマに、ゲストを迎えたトークセッションを実施。さらに、4月27日には関連イベントとして三宮町にある「salle de musique：phonotéque（音楽室 フォノテーク）」でイスラームの音楽を聴く「レコードコンサート」も行われ、こだわりのサウンドトラックを聴きながら軽食とともに優雅な時間を楽しむことができる（要申し込み）。

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