光るホールドと音でゴールまで導くボルダリング

神戸ポートアイランド『ビジョンパーク みちびクライミングウォール』オープン

　神戸ポートアイランドに、ボルダリング施設『ビジョンパーク みちびクライミングウォール』がオープンした。

　iPS細胞を使った再生医療の研究や、最先端の眼科医療からリハビリまで対応する全国初の医療複合施設・神戸アイセンター内のビジョンパークに設置されたクライミングウォールとなる。傾斜80度から110度まで、異なる角度の壁が5面あり、初心者から経験者までそれぞれのレベルに応じて挑戦することができる。また、様々なロービジョン（見えない、見えにくい）の人の見え方をシミュレーションゴーグルを使って疑似体験することも可能となっている。

　さらに「登る人を次々に光るホールドと音でゴールまでみちびく」というコンセプトのホールド（登る際、手がかりになる突起物のこと）は、登録されたルートの次に持つべきホールドが明るく点滅。正しいホールドを持つことができたら、荷重センサーにより音が鳴るとともに、また次に持つべきホールドが点滅を始めるという新しいシステムが導入されている。これにより、登っている最中に迷うことなくゴールまでの手順が易しくなる。光を認識できる程度の視力があれば、晴眼者と同じルールで全身運動のクライミングを楽しむことが可能となるため、リハビリへの積極的な活用や、クライミングをきっかけに運動機会拡大などが期待されている。

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