アキ・カウリスマキの最新作

映画『希望のかなた』元町映画館で3日間限定35mmフィルム上映

　元町映画館（神戸市中央区）では2月21日から23日までの3日間限定で、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが監督・脚本を務めた最新作『希望のかなた』の35mmフィルム上映を実施する。

　本作は、生き別れた妹を探してヘルシンキにたどり着いたシリア人青年と、人生をやり直そうとレストランオーナーになった中年男性の交流を描くヒューマンドラマ。1月27日から2月20日までのデジタル版の上映に加え、撮影から編集まですべての行程でデジタルを一切介さずに制作された監督の強いこだわりを受け1本だけ作られたという35mmフィルムでの上映が行われる。また、35mmフィルム上映の期間中は来場者プレゼントとして「帝国寿司ステッカー」がプレゼントされる（なくなり次第終了）。

＜ストーリー＞内戦が激化する故郷シリアを逃れ、生き別れた妹を探す青年カーリドは、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキへ辿り着く。空爆ですべてを失くした彼にとって、唯一の望みは妹を見つけだすこと。この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、ある日レストランオーナー・ヴィクストロムと出会い、彼の店で働けることになる。そんなヴィクストロムもまた、行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始めるが—。

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