美しい世界観が胸を打つ、きつねと人間の物語

人形劇『FOXES きつね』神戸市中央区

　3月25日、葺合文化センターの大ホールで、母と子の愛情をテーマにした人形劇『FOXES きつね』が上演される。

　同演目は、半世紀以上も教科書に採用され、幅広い世代に親しまれてきた国民的日本文学「ごんぎつね」「手袋を買いに」「狐」の美しい世界観を、再構成したオリジナルストーリーとなっている。人形劇・子ども演劇の本場として名高い、カナダ・デンマークで使われている演出技法も見どころの1つだという。可愛らしく動き回るきつねの姿や優しく語りかける朗読が、子ども達の想像力を掻き立てる作品となっている。

　主催者は「誰かを想う気持ちや家族の大切さについて、改めて考え直すきっかけづくりになると思います。ぜひ親子そろって鑑賞していただきたい」と話している。

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