売り切れ続出の“幻のいちご”を収穫体験

『ふぁ～みんSHOP魚住でイチゴ狩り』　明石市

　ふぁ～みんSHOP魚住（明石市清水）で「清水いちご」が収穫体験できる『イチゴ狩り』が3月中旬から毎週土曜日に開始される。収穫期間は5月中旬まで。

　“清水”という名の通り、良質な水に恵まれた明石市清水地区で生産された「清水いちご」。60年以上前に8月から2ヵ月半ほど標高約1000メートルの高冷地に苗を仮植し、その後1ヵ月間冷蔵しハウスに戻す事で収穫時期を早める「山上げ」という技術を先代達が確立、クリスマス前の出荷を可能にし、クリスマスケーキにイチゴがのるようになったのだという。

　酸味少なく甘みを感じやすい「章姫（あきひめ）」、香りがよく酸味と甘みのバランスがよくコクがある「さちのか」、“ほっぺが落ちるほどおいしい”という意味で名付けられた際立つ甘さの「紅ほっぺ」、春が食べごろとなる鮮やかな紅色の「やよいひめ」などが栽培される。いずれも粒が大きく手に取るとずっしりと重いイチゴを味わうことができる。実が完熟してから収穫するため遠くへは出荷できず市場にはほとんど流通しない。唯一の販売所となるJA直売所『ふぁ～みんSHOP』では、30分で50パックを売り切るなど地元では“幻のいちご”と呼ばれているという。

　3月中旬頃から販売だけでなくイチゴ狩りも実施され、“幻のいちご”を収穫体験することができる。

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