その音色は空気をパラダイスに変える

神戸映画資料館　映画『スティールパンの惑星』上映

　トリニダード・トバゴで誕生したドラム缶製打楽器「スティールパン」にまつわる物語を描いたドキュメンタリー映画『スティールパンの惑星』が1月26日から30日まで、神戸映画資料館（神戸市長田区）で上映される。

　独特の柔らかい音色で人々を魅了するスティールパンに注目した本作は、1940年代にカリブ海最南端の小さな島での誕生からトリニダードの社会で今も持ち続ける地位、毎年開催される大会の熾烈な競争、その大会に無謀にも参加する若い日本人女性の存在など、一部再現ドラマを取り入れながらスティールパンの歴史を映し出す。暴力と抗争の時代を生きたレジェンドたちの貴重なインタビューも収録され、なぜこの楽器が生まれなければならなかったのかが語られるという。

　また、1月26日と29日にはスティールパン奏者・安里圭一郎さんによる解説、1月27日と28日にはミニライブ・トーク付き上映が行われる。

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