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映画『ジャコメッティ 最後の肖像』

 没後50年を過ぎてなお、長く縦に引き延ばされたような人物のブロンズ像が強烈な印象を残す、スイス出身の芸術家アルベルト・ジャコメッティに迫る『ジャコメッティ 最後の肖像』が1月5日より公開される。

 2017年夏、東京の国立新美術館で11年振りに開催された大回顧展「ジャコメッティ展」では、約2ヵ月半の開催期間中におよそ14万人の観客を動員するなど注目を集めた。本作は、ジャコメッティが最後に手掛けた肖像画のモデルを務めたジェイムズ・ロードの回顧録「ジャコメッティの肖像」(みすず書房)を、『プラダを着た悪魔』『ラブリーボーン』などで知られる俳優のスタンリー・トゥッチが脚色、監督を手掛け、映画化した。

<ストーリー>1964年、パリ。個展が始まったばかりのジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)は、アメリカ人作家で美術評論家のロード(アーミー・ハマー)に「肖像画のモデルになってほしい」と声をかける。憧れの作家直々の指名に名誉と好奇心を感じたロードは、すぐに終わるとの言葉を信じて巨匠のアトリエへ向かうが、愛人カロリーヌ(クレマンス・ポエジー)の突撃訪問やジャコメッティ自身のスランプなどが重なり、セッションを重ねてもなかなか肖像画は進まない。果たして、ロードは恋人の待つニューヨークへ帰れるのだろうか。肖像画は無事、完成するのか—。

写真

詳細情報

タイトル
『ジャコメッティ 最後の肖像』
公開日
2018年1月5日(金)
※シネ・リーブル神戸は1月13日(土)より公開
監督・脚本
スタンリー・トゥッチ
出演
ジェフリー・ラッシュ、アーミー・ハマー ほか
この記事の地域の天気情報
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Kiss PRESS編集部:松田

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