「泣き相撲」「だんじり巡行」「西宮薪能」「相撲大会」「もちまき」、越木岩神社の秋祭り

越木岩神社『例大祭』　西宮市　

　西宮市の越木岩神社で『例大祭』が、9月17日と21日から23日まで開催される。

　例大祭は、五穀豊穣と氏子崇敬者の繁栄を祈念して、「越木岩泣き相撲」や「西宮薪能」、「だんじり巡行」などの奉祝行事が斎行される、同神社の一年で最も重要な祭り。

　17日は、子どもを授かったことに感謝するとともに健康に育つよう祈願する『越木岩泣き相撲』が行われる。首のすわった3歳までの子どもがまわしを締めて、相手よりも先に泣いた方を勝ちとするもので、神聖な土俵に素足をつけることにより、災いや悪霊を払いのけると伝えられている。

　例大祭の宵宮では境内の能舞台で「西宮薪能（たきぎのう）」を奉納。夜間に能楽堂、もしくは野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚き、その中で演じる薪能（たきぎのう）は、昭和58年から続く同神社の能舞台で、一部では子ども能（仕舞）、二部では狂言と能楽が舞われ、幽玄な能の世界を満喫することができる。秋祭りで最も賑わいをみせる本宮の「だんじり巡行」は、五穀豊穣や無病息災、商売繁盛を祈り、2基のだんじりが各地域を練り歩く。そのほか、23日の後宮では、力士による迫力ある真剣勝負や、300年以上も続く「奉納相撲大会」、特設やぐらの上から福餅が撒かれる「福もちまき」が行われる。

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