六甲山上を舞台にピクニック気分で芸術鑑賞

『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017』　神戸市灘区

　六甲山の土地柄や景観を活かした現代アート作品を展示する『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017』が9月9日から、六甲ガーデンテラスなど11会場で開催される。11月23日まで。

　2010年の秋に初めて開催され、今回で8回目。応募総数218作品の中から選ばれた15組の公募アーティストと招待アーティスト、合わせて約39組が参加する。作品を鑑賞しながら道端の植物に目を向けたり、鳥のさえずりに耳を傾けたりと、思い思いの時間を過ごすことができる。

　期間中は、展示招待アーティストによるワークショップが予定されるほか、振付師・北村成美さんのコンテンポラリーダンスのパフォーマンスが9月30日・10月1日・11月11日・12日に、きむらとしろうじんじんさんによる移動式の陶芸抹茶屋台「野点（のだて）」が9月24日・10月28日に実施される。また、今年は六甲山の西側エリアに位置する神戸市立六甲山牧場が新会場に追加されたことに伴い、六甲山上の東西エリアを結ぶ直通の急行バスが運行される。

　また今年は初の試みとして、会期に先駆け8月1日から一部の作品を先行して展示。六甲ケーブル山上駅隣接の天覧台会場では、招待アーティスト・開発好明さんによるインスタレーション作品「スペース・ホワイト・カフェ」が公開され、白い梱包用発砲スチロールや白い家具などを用いた空間で、白色にこだわったフードやドリンクを楽しむことができる。

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