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杉咲花、神木隆之介の関西弁にファン歓声 映画『メアリと魔女の花』イベントレポート

 映画『メアリと魔女の花』のスペシャルトークイベントが6月28日、グランフロント大阪うめきた広場(大阪市北区)で行われ、杉咲花さん、神木隆之介さん、米林宏昌監督が登場した。約1000人の優先観覧エリアには約7180通の応募があったといい、イベント中会場には約2500人のファンが駆けつけた。同所での映画イベントでは過去最多を記録し、大いに盛り上がりをみせた。

 本作は、『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』で知られる米林監督の最新作。杉咲さんが声優を務める、快活で天真爛漫だが不器用で失敗ばかりの少女・メアリの大冒険が描かれ、神木さんはメアリと共に冒険する少年・ピーターを演じている。

 トークイベントでは、少し照れながら「まいど、おおきに!杉咲花やで」と関西弁で挨拶した杉咲さんに続き、神木さんも「晴れて良かったですね!今日雨予報だったからね。もうね、皆のパワーのおかげですよ…好きやで」と関西弁を披露し、会場からは悲鳴にも似た歓声があがった。それぞれのキャラクターについてや収録の様子が語られるほか、お互いの印象を問われた時には“花様(杉咲)”“神様(神木)”と呼び合うなど仲の良さをうかがわせた。米林監督は「メアリはもしかしたら、女の子たちに嫌われてしまうのではないか」と心配していたといい、「結構個性的な女の子で、嘘をついたり勝手にどこかにいってしまったり、声を演じてくださる方によってはすごく嫌われてしまうんじゃないかと。でも杉咲さんは『まぁいいかな』って許してしまいそうな声をしている。杉咲さんって『イヒヒ』って笑うんです。この声を聞いた時に、イケるなと思いました」と話すと、杉咲さんは「私の名前『花』って言うんですけど、この映画のタイトルにも『花』があって。漢字の中に『イヒ』が入っているんですよ。私、イヒの運命なんです」と独特の表現でコメントし、会場の笑いを誘った。

 また、作品について「メアリの真っ直ぐな、一生懸命な姿にすごく勇気をもらいました。こんな風にメアリが頑張れたんだから私も頑張れるんじゃないかなって思えたというか、すごくパワーをもらえる作品。幅広い世代の方に楽しんでもらえる作品なので、友達・家族・恋人、皆さんの大事な人と観ていただけたら嬉しい(杉咲)」、「『大丈夫!できるんだよ!』って背中を押してくれているような映画だと感じました。観終わった時に晴れ晴れした気持ちになったので、皆さんにもこの気持ちを味わっていただきたい(神木)」、「メアリが魔法を失った時にどうやって立ち上がり、前に進むんだろうか、そんなことを考えながら観てもらえるとまた一つ違った見方ができるんじゃないかなと思います(米林監督)」とそれぞれアピールした。

 映画『メアリと魔女の花』は7月8日より全国にて公開される。

映画『メアリと魔女の花』大阪イベントレポート

【杉咲】(少し照れながら)まいど、おおきに!杉咲花やで。〈歓声〉すみません、ありがとうございます。すごくたくさんの方々が集まってくださって、楽しんでいってください。
【MC】関西弁ばっちりでしたね。皆さん、もう一回聞きたくないですか!?〈歓声〉
【杉咲】チャウチャウ(犬)ちゃうんちゃう?〈会場笑/拍手〉
【神木】こんばんは!神木隆之介です。(リハーサルしていたのを知りながら)皆さん、リハーサルをしてたかのような盛り上がりじゃないですか!〈会場笑〉今日は来てくださってありがとうございます。晴れて良かったですね!今日雨予報だったからね。もうね、皆のパワーのおかげですよ…好きやで。〈会場悲鳴〉
【米林監督】こんなにたくさんのお客さんの前で話すなんて、緊張しています。皆さんお集まりいただいて、おおきにー!〈拍手〉
【神木】(後ろの方の観客に向かって手を振りながら)見えてるよー!見えてるからねー!

—勝手なイメージなんですけど、神木さんは早起きが得意そう。

【神木】そういうイメージですか?(観客の反応を伺う)お?〈観客 おーっ!?〉お?〈観客 おーっ!?〉…苦手です(笑)!苦手なんですよねぇ、本当に。例えば8時に家を出ないといけないとすると、7時にアラームをかけておくんですよ。2発目に7時半、3発目に45分、そこから1分刻みで46.7.8.9分とアラームかけていて。寝落ちしてハッと起きて、寝落ちしてハッと起きてというのを続けて、徐々に起きていくんですよ(笑)。本当に苦手なんです、朝。結局起きるのは57分とかで、現場に寝癖で行くんですよ(笑)。
【MC】杉咲さんは?
【杉咲】10分前に起きることもありますね。アラームはその時間だけにかけて、自分にプレッシャーを与えて寝ます。〈会場笑〉そうすると絶対起きられます(笑)。

—杉咲さん、メアリの役が決まった時の心境を教えてください。

【杉咲】本当に嬉しかったです。(『思い出のマーニー』の時に)一度ご一緒させていただいた方ともう一度できるというのはとても幸せなことなので、それが何より嬉しかったです。NHKの食堂で(決まったことを)聞いて、「ぎょ!」って声が出て、食堂にいた皆が振り返ってしまうくらい大きな声を出してしまいました(笑)。

—本作は杉咲さんが先に声を録られて、その後に神木さんが収録されたとお聞きしました。

【神木】そうなんです。僕が録る時にはもう“花様”の声は入っていてですね、本当に素敵でした。花様の声に合わせて会話していました。なので花様が1番大変、何にもない状態からやっているわけですから。
【杉咲】いや、でも私は“神様”の声を想像しながらやらせていただいたので、大変なんて一度も思ってないです。〈会場笑〉
【MC】“神様”って呼ばれているんですか?
【神木】……いや、人間界って大変だねぇ、本当にねぇ。〈会場笑〉

—お二人は過去にも一度共演されているんですよね?お互いの印象は?

【杉咲】「学校のカイダン」というドラマでご一緒した時はほとんど同じシーンがなくて。あったとしても私が地上にいて、神様は屋上というか高い所にいらっしゃったので(笑)。なかなか同じところで会話をするシーンがなかったんです。でも打ち上げの時とかにたくさん話しかけてくださったり、優しいですね。
【神木】ドラマの撮影時はあまりお話ができなかったんですけど、僕の中では「か細い」というイメージがあって。でも、今回の作品の花様の声を聞いて、僕は驚きました。こんなにメアリのような天真爛漫でパワフルで、本当にカラフルな声をしているんですよね。叫ぶシーンもいっぱいあるんですけど、同じ叫ぶ声でも喜び・驚き・恐怖だったり全部違うんですよね。もう、天才だなと。〈拍手〉
【杉咲】いやいや、やめてください…本当に…。

—どういった役作りをされたんですか?

【杉咲】最初に台本を読んだ時、どうやってやろうかすごく考えたんですけど、プランを立てるというより、私は声優さんとしての技術を持っているわけではないので、自分に求められいるものは何だろうって考えました。今までやらせていただいていることと同じやり方で勝負してみたいなという思いがあったので、映画の中に残るのは声だけなんですけど、私としては全身で表現できたらいいなという気持ちでやりました。

—米林監督、「メアリはもしかしたら、女の子たちに嫌われてしまうのではないか」と心配していたとか?

【米林監督】そうですね。結構個性的な女の子で、嘘をついたり勝手にどこかにいってしまったり、調子に乗ってしまったり…声を演じてくださる方によってはすごく嫌われてしまうんじゃないかと心配していました。でも、杉咲さんは「まぁいいかな」って許してしまいそうな声をしていて。杉咲さんって「イヒヒ」って笑うんですけど、なかなか「イヒヒ」って笑う人はいないですよね?(笑)この声を聞いた時に、イケるなと思いました。
【杉咲】私の名前「花」って言うんですけど、この映画のタイトルにも「花」があって。漢字の中に「イヒ」が入っているんですよ。私、イヒの運命なんです。〈会場笑〉

—神木さんが演じられたピーターはどんな少年?

【神木】ごくごく普通の男の子で。勇敢でちょっと大人びた感じもあるんですけど「変わりたい」「早く大人になりたい」という悩みを抱えている少年で、12歳の役なんですね。監督と以前ご一緒させていただいた『借りぐらしのアリエッティ』で演じた翔くんも12歳なんですよ。7年前に12歳の役をやって、24歳にしてまた12歳の役をやるという(笑)。最初は「どうしよう」 って思いましたね。声を高くするとか悩んでいたんですけど、監督に「あまり12歳ということは気にしなくていいよ」っておっしゃっていただいたので、あまり囚われずにピーターを表現することができたかなと思います。

—ピーターに共感したところは?

【神木】そうですねぇ…ピーターよりしっかりしていないと思うんですけど…。さっきも話した通り、ピーターは早く「大人になりたい」って思っていて、そこはすごく共感できましたね。僕も早く「大人になりたい」「大きくなりたい」って思いながら生きてきたので。

—完成した作品を観て、いかがでしたか?

【杉咲】メアリの真っ直ぐな、一生懸命な姿にすごく勇気をもらいました。こんな風にメアリが頑張れたんだから私も頑張れるんじゃないかなって思えたというか。すごくパワーをもらえる作品です。
【米林監督】映画の舞台挨拶の時に、最前列に小さなお子さんが座っていたりして、この子たちのために何か作品を作りたいなってずっと思っていました。ドキドキワクワクしながら楽しんでもらえる作品にしたいなと思いながら作りました。
【神木】すごく元気をいただいたんですよ。小さな勇気が大きなパワーとなって、何かを始められたり、変わっていけたりする。「大丈夫!できるんだよ!」って背中を押してくれているような映画だと感じました。観終わった時に晴れ晴れした気持ちになったので、皆さんにもこの気持ちを味わっていただきたいなと思います。

—最後にメッセージをお願いします。

【米林監督】この物語を作る時に「“魔法”っていったい何だろうな」というところから考えていきました。昨今いろんな価値観が変わってきているなと思っていて、信頼していたものが失われていくのを見たり聞いたりしていく中で「信頼する」ということも一つの魔法なんじゃないかなって思いました。僕自身はスタジオジブリで過ごした20年間が、ひょっとして僕にとっての魔法だったのかなと考えたりもしました。皆さんにとっての魔法もそれぞれにあると思います。「メアリが魔法を失った時にどうやって立ち上がり、前に進むんだろうか」そんなことを考えながら観てもらえるとまた一つ違った見方ができるんじゃないかなと思います。
【神木】どの世代の方でも楽しんで観てもらえる作品で、年代によって感じ方も違うと思います。ただ一つだけ言えることがあります。本当に観て良かったなと思える作品になっていますので、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。保証します!
【杉咲】作品を観た時に「自分はメアリみたいにこんな一生懸命頑張れているかな」って改めて自分のこと見つめ直す機会になりました。そんなメアリの姿を見て、心揺さぶられるものがあるんじゃないかなと思っています。幅広い世代の方に楽しんでもらえる作品なので、友達・家族・恋人、皆さんの大事な人と観ていただけたら嬉しいです。

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Kiss PRESS編集部:松田

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