“占領下でパレスチナ人たちはいかなる闘いを生きているのか”

元町映画館『パレスチナ映画週間』神戸市中央区

　ヨルダン川西岸地区とガザ地区がイスラエルに軍事占領され、今年で50年。元町映画館（神戸市中央区）では6月24日から30日まで、“占領下でパレスチナ人たちはいかなる闘いを生きているのか、改めてパレスチナに目を向けてほしい”と京都大学大学院教授の岡真理さんと企画された特別上映『パレスチナ映画週間』が開催される。

　期間中は、イスラエル占領地ナブルス、自爆攻撃へ向かう2人の若者の48時間を描いた『パラダイス・ナウ』や、壁によって分断された街パレスチナ自治区で生きる若者たちの無情な現実を描く『オマールの壁』、レバノンのパレスチナ難民キャンプで育ち欧州へ移住した監督が、里帰りして撮影した映像と昔のビデオを織り交ぜて難民キャンプの変容や家族の物語を描き出した『我々のものではない世界』など8作品が上映される。また、6月25日と28日には岡さんによるトークショーも行われる（計4回）。

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