六甲高山植物園に広がる“ピンク色のじゅうたん”　クリンソウが見ごろ

　兵庫県の絶滅危惧植物に指定されているクリンソウの群落が六甲高山植物園（神戸市灘区）で見ごろを迎えている。

　クリンソウは、谷間のほとりや山地の湿地に生える多年草で、1本の花茎に2センチ前後の花を輪状に付け、さらにこの輪が何段にも咲きあがっていく姿が仏塔の九輪を思わせるところからその名が付けられている。同園では、約5000株のクリンソウが重なり合って広がり、一面ピンク色のじゅうたんのような美しい風景を楽しむことができる。また、5月27日と28日には、クリンソウの群落前で神戸を中心に活動する「モリオカルテット」がバイオリン・ギター・パーカッションのアンサンブルを奏でるコンサートも行われる。

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