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鮮やかな民族衣装やブータンロイヤルコレクションなど、ブータンの人々の伝統文化や思想に迫る
兵庫県立美術館 『ブータン~しあわせに生きるためのヒント~』 神戸市中央区
7月1日から神戸市中央区の兵庫県立美術館で、日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業として『ブータン~しあわせに生きるためのヒント~』が開催される。9月3日まで。
同展では、2005年の国勢調査で約97%が「幸せ」と答えたブータン国民の幸福感の根源に、ブータンの人々が信仰するブータン仏教や豊かな自然環境、国民からの信頼と尊敬の念の厚い王室などを通して迫る。「ブータン的生活様式」「ブータン仏教と信仰」「愛されるブータン王室」の全3章の構成となっており、地域毎に独自の織物文化が息づく色鮮やかな民族衣装や装身具などで紹介するブータンの伝統的な生活、ブータン人の祈りの対象である仏像とタンカ(仏画)の比較展示などブータン仏教の宗教美術などを展示。日本でも人気の高いブータン王室のロイヤルコレクションは日本初公開となっており、初代国王ウゲン・ワンチュクから現五代国王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュクまでの、王家と王室を彩る華やかな衣装や装飾品が特別に展示される。また、7月1日から7月7日までは期間限定で2011年夏にブータン東部で約80年ぶりに発見され、“ヒマラヤの貴婦人”と呼ばれるブータン王国国蝶「ブータンシボリアゲハ」の貴重な標本の特別公開も決定。回転させた数だけ経を唱えることと同じ功徳があるとされる仏具「マニ車」の体験もできる。
また、音声ガイドはブータンの魅力を知る女優の鶴田真由さんが担当しており、伝統文化についての解説や現地に伝わる格言、知恵も合わせて紹介されるナビゲートで展覧会をより深く楽しむことができる。さらに、アートディレクターには人気イラストレーターの松尾たいこさんが起用され、実際にブータンを訪れた松尾さんによるオリジナル新作のイラストの数々が会場を魅力あふれる空間に彩る。
《ドルジェ・チャン父母仏タンカ》
17世紀〜18世紀末期 綿本彩色、鉱物顔料
ブータン王国国立博物館
《ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王とヅェツン・ペマ王妃が2016年2月5日に誕生した王子と王宮にて。王子誕生2週間後》
©Royal office for media
《ブータンシボリアゲハ》
一般財団法人進化生物学研究所
《女性用衣装(キラ)》
20世紀後期 木綿、金、金属糸
ブータン王立テキスタイルアカデミー
《アツァラの面》
現代 木屑
ブータン王国国立博物館
《ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王とヅェツン・ペマ王妃が2016年2月5日に誕生した王子と王宮にて。王子誕生2週間後》
©Royal office for media
《ブータンシボリアゲハ》
一般財団法人進化生物学研究所
《女性用衣装(キラ)》
20世紀後期 木綿、金、金属糸
ブータン王立テキスタイルアカデミー
《アツァラの面》
現代 木屑
ブータン王国国立博物館
詳細情報
- タイトル
- 『ブータン~しあわせに生きるためのヒント~』
- 開催期間
- 2017年7月1日(土)〜9月3日(日)
10:00〜17:00 - 休館日
- 月曜日、7月18日(火)
※ただし7月17日(月・祝)は開館 - 場所
- 兵庫県立美術館
(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
GoogleMapで探す - 観覧料
- 一般 1,400(1,200)円、大学生 1,000(800)円、70歳以上 700円、高校生以下無料
※()内は前売り料金と20名以上の団体料金
※70歳以上の当日券と団体券は会場窓口のみで販売
※障がい者手帳持参で本人と介添えの人1人まで当日料金の半額(70歳以上は除く) - 問い合わせ
- TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル/全日8:00〜22:00)
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