国重要文化財・春日神社能舞台で人間国宝らが舞を披露

桜花舞う幽玄の舞台『第44回篠山春日能』　篠山市

　国重要文化財・春日神社能舞台（篠山市黒岡）で4月8日、『第44回篠山春日能』が開催される。チケットは前売り一般5000円（当日5500円）、前売り中高生1000円（当日同額）。

　春日神社能舞台は幕末の文久元年（1861年）に、第13代篠山藩主・青山忠良（ただなが）の寄進により建立されたもので、当時箱根より西において最も立派な能舞台であったと言われている。その歴史的な価値が認められ、2003年には国の重要指定文化財に指定された。当日は、人間国宝・大槻文藏さんによる能『桜川（さくらがわ）』をはじめ、狂言『魚説経（うおぜっきょう）』や能『邯鄲（かんたん）』を公演。桜が舞い散る中、幽玄な世界を堪能することができる。

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