外部からの見学や室内での呈茶を実施

竹中大工道具館、数寄屋の名工が手掛けた茶室棟を特別公開　神戸市中央区

　約1千点の大工道具を展示し匠の技を伝える竹中大工道具館（神戸市中央区）が、敷地内にある茶室棟の特別公開を4月1日と2日に開催する。

　3室ある茶室の内、「一滴庵（いってきあん）」と名付けられた三畳の小間は、名席として知られる大徳寺玉林院の「蓑庵（さあん）」の写しであり、七畳広間は表千家家元にある啐啄斎（そったくさい）好みの写しとなっている。また、3室全て京都の数寄屋の名工と称された笛吹嘉一郎が手掛けている。今回の特別公開では、外部からの茶室棟見学（当日各回先着）に加え、「一滴庵」で呈茶（要申し込み）も行われる。

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