カタチなんて、あとから合わせればいい

映画『彼らが本気で編むときは、』

　優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ、そしてそんな2人のもとに現れた愛を知らない孤独な少女トモ。桜の季節に出会った3人がそれぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日を描いた『彼らが本気で編むときは、』が2月25日より公開される。

＜ストーリー＞小学5年生のトモ（柿原りんか）は母ヒロミ（ミムラ）と2人暮らしをしていたが、ある日母が男を追って姿を消してしまう。ひとりきりになってしまったトモは、叔父であるマキオ（桐谷健太）の家を訪ねる。マキオはリンコ（生田斗真）という新しい恋人と一緒に暮らしていた。トモは、食卓を彩るリンコの美味しい手料理に安らぎを感じ、母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも信頼を寄せていく。本当の家族ではないが3人で過ごす特別な日々は“人生のかけがえのないもの”となっていく。それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは—。

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