人は、なんとなく、人を裏切る—

映画『裏切りの街』

　『何者』の脚本・監督を務めた三浦大輔が、2010年に上演した同名舞台を自身の監督、脚本で映像化した『裏切りの街』が元町映画館（神戸市中央区）にて上映される。期間は2月4日から17日まで。出会い系サイトで知り合ったフリーターと主婦、決断しない大人の逃避行劇を描く。

＜ストーリー＞同棲する彼女に小遣いを貰いながら生活するフリーター・菅原裕一（池松壮亮）は、出会い系サイトで専業主婦として平穏な日々を送る智子（寺島しのぶ）と知り合う。お互いのパートナーに対して特別な不満はないが、ただ何となく、はっきりとした目的もないまま意味のない逢瀬を繰り返す。やがて季節が変わり、2人の関係もすっかり惰性となったある日、とある出来事をきっかけに日常が揺らぎ始める。それでも2人は“選択”することを避け、現実から逃げてただただ流れに身を任せる…。

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