少女が奏でたのは、未来の音色。

映画『天使にショパンの歌声を』

　繊細かつ温かな人間ドラマの名手として知られ、カナダを代表する映像作家のレア・プールが音楽の力を信じて自分たちの人生を切り開こうとする女性たちを描く『天使にショパンの歌声を』が2017年1月14日より公開される。

＜ストーリー＞ケベックの広大な地にポツンと佇む音楽教育に力を入れる名門女子校・寄宿学校は、修道院による運営が財政難に陥り、閉鎖の危機に直面する。しかし、校長のオーギュスティーヌ（セリーヌ・ボニアー）は抵抗し、音楽の力で世論を味方につけようと音楽イベントの開催を計画していた。一方、転校してきた姪のアリス（ライサンダー・メナード）にピアニストとしての天性の才能を見出し、学校存続の鍵になると期待するが、孤独で心を閉ざしたアリスは誰の言うことも聞かない問題児だった。様々な困難を乗り越えて、イベントの日を迎えるが—。

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