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小栗旬・大友啓史監督 登場 映画『ミュージアム』大阪舞台挨拶レポート

 11月12日より公開中の映画『ミュージアム』の舞台挨拶が11月20日、梅田ブルク7(大阪市北区)にて行われ、小栗旬さんと大友啓史監督が登壇した。

 本作は、史上最悪の殺人鬼・カエル男(妻夫木聡)が、小栗さん演じる刑事・沢村を翻弄し追いつめていくノンストップ・スリラーエンターテインメント。物語が進むにつれ、驚愕の真実が扉を開ける—。

 舞台挨拶では、妻夫木さんとの共演について問われた小栗さんが「妻夫木くん演じるカエル男は僕に執着するキャラクター。こんなに執着するのは”愛”しかないと、いろんな現場で愛してもらった(笑)。妻夫木くんはこの作品の前に『怒り』という作品で(同性カップルの役作りのために)綾野剛と本当に2人で生活をしていたらしいけど、それとは違った愛の形です」と話し笑いを誘うほか、過酷な撮影の裏話や本作への思いが語られた。

映画『ミュージアム』大阪舞台挨拶レポート

—まずはご挨拶をお願いします。

【小栗】一度ご覧になってる方もいらっしゃるかもしれませんが、そしてこの時間に観るのはふさわしくないかもしれませんが、陰鬱な午後を過ごしてくれたらいいなと思います(笑)。よろしくお願いします。
【大友監督】(来場者が被っているカエル男の仮面を見て)カエルが意外と原作寄りですね(笑)。短い時間ですが、楽しんでいってください。よろしくお願いします。

—大阪でも撮影が行われたとお聞きしました。

【小栗】(撮影期間は)2週間くらいかな。カーチェイスのシーンは大阪で撮影しました。
【大友監督】日本でのカーチェイスの撮影の許可はなかなかおりないんですけど、良い場所で撮れました。
【小栗】刑事たちが集まってる捜査一課の会議のシーンも大阪の中之島図書館で撮りました。テンパって物にあたるシーンのテストで棚を思いっきり蹴飛ばしたら美術スタッフから「借り物なので…」と言われて(笑)。現場には時代物の良い物が結構置いてあって監督からは事前に「何やってもいいから、好きに自分の感情をぶつけて」と言われていたんですけど「そこだけはなんとか!」と美術スタッフから止められて、結果テーブルを蹴ることになったということがありましたね。

—特に大変だった撮影は?

【大友監督】平地で溺れそうになったよね?
【小栗】雨ってなかなかカメラに写りづらくて。霧雨だと普段の撮影の時は雨が降っていないように見えるくらい写らないんですよ。なので今回みたいにすごく雨降ってるシーンは普段の倍以上の雨が降らせないといけなくて。僕が大の字になって上を見ているシーンがあるんですけど、呼吸ができなくて溺れそうになりましたね。

—大友監督の演出はすごくハードでしたか?

【小栗】すごくハードだと聞いて現場に入ったんですけど、今回に関しては意外とそこまでハードではなかったです。もちろんやってる事はハードだったんですけど、「大友さんの現場は精神的にも肉体的にも追いつめられて本当に過酷だよ」って言われてたのですが、そういう事はあまりなく、すごく楽しく撮影させてもらいました。大友組、珍しく「予定よりも早めに終わる!」というね(笑)。
【大友監督】奇跡が起きましたね(笑)。きつい物語なので、僕が追い込まなくても勝手に追い込まれていくから、あまりやらなくても大丈夫でしたね。
【小栗】去年の11月~12月に映画を撮っていたんですけど、妻夫木くんが皆から「次の年の1月中旬まで絶対かかるからスケジュール空けといた方がいいよ」って言われいて、現場でずっと妻夫木くんと「年は越したくないね」って話していました(笑)。結局12月末には全部取り終えたんですけどね。

—妻夫木さんと共演されてみていかがでしたか?

【小栗】今回の妻夫木くんの役柄は小栗を愛するところから始めたらしいんですよね。妻夫木くんが演じた“カエル男”・霧島早苗はひたすら僕に執着するキャラクターなので、こんなに執着するのは「愛」しかないなと、妻夫木くんの中でそう決まったみたいで。結果いろんな現場で愛してもらったなと思います(笑)。妻夫木くんは、この作品の前に『怒り』という作品で(同性カップルの役作りのために)綾野剛と本当に2人で生活をしていたらしいので、2人に会うとなんか気持ち悪くて(笑)。今回はそれとは違った愛の形です(笑)。
【大友監督】2人とも振り切ってやっていたので、観ていて気持ち良かったですね。沢村はとにかく追い込まれて、身も心もズタズタになっていく様子が見えましたね。一方、妻夫木くんは快楽殺人犯の役なので、考えすぎてもいいことないですから。考えすぎると「人はなぜ人を殺すのか」とか扱いきれないところまでいっちゃうのでそこは考えず、逆に沢村を執拗に追い詰めていくことに快楽を覚えていく感じで、振り切って演じていましたね。やっぱり皆が思い切って演じている現場は気持ちいいですね。

—主題歌にはONE OK ROCKの「Taking Off」が起用されていますが。

【小栗】予告編でも流れていて、物語を加速させてくれるような曲ですよね。この間(ボーカルの)TAKAくんと一緒にラジオをやらせてもらったんですけど、TAKAくんが「嫌な物語を洗い流すために作った曲」って言っていました。
【大友監督】(小栗さんは)試写室で観るまで、主題歌がワンオクって知らなくてね?
【小栗】主題歌を知った時「おぉ!ワンオクなんですか!やったー!」って嬉しかったですね。大友啓史といえばワンオクなんで『るろうに剣心』が羨ましいな~と思って観てたんですよ。皆さんにはこの映画を観た後に「Taking Off」を聞いてもらって、嫌な気持ちを洗い流してもらえたら嬉しいです。

—最後にメッセージをお願いします。

【大友監督】いろいろな受け止め方がある映画だと思うので、一人でも多くの方に広めていただければと思います。
【小栗】(客席のカエル男に向かって)そのカエルはいつまでつけているんですか?(笑)
【カエル男】暑いです。
【小栗】じゃあ観る時には外してください(笑)。こちらから見ると結構怖いですよ。決してこのあとハッピーになるという映画ではないのですが、ゆっくり観ていただいて、楽しんでいただければと思います。ありがとうございました。

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Kiss PRESS編集部:松田

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