絵画と映像で描かれる尼崎のストーリーを鑑賞

『ロケーション・ハンティング ヤマガミユキヒロ展』　尼崎市

　尼崎市西長洲町の「あまらぶアートラボ A-Lab（えーらぼ）」で現在、『ロケーション・ハンティング ヤマガミユキヒロ展』が開催されている。11月27日まで。

　「六甲ミーツ・アート芸術散歩2013」や「たかさき発!鉄道とアートの旅」などに出展経歴を持つ現代美術家・ヤマガミユキヒロさん。モノクロの風景画の上に同じ場所で定点撮影した映像を重ねて映写する「キャンバス・プロジェクション」という手法を用い、時間の経過や季節の移り変わり、街や人々が織りなすストーリーを表現する。

　同展は、尼崎市の魅力発信と、現代アートに親しんでもらうことを目的とするプロジェクト「まちの中の時間」の一環として開催。地元住民などから募集した「好きな尼崎の風景」を参考に約1年かけてリサーチし、制作した新作を中心に展示される。また10月29日には、ヤマガミさんと同展の美術批評を担当した平田剛志さん（京都国立近代美術館研究補佐員）によるトークイベントが実施される。

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